ボタンフライをファスナーに①

今回はジップフライへの換装に関してです。

「ボタンホールがダメになっちゃって面倒くさいのでファスナーに変えてほしい」との事でお持ちいただきました。

基本的にジップフライのジーパンは防縮です。デニムが縮んでしまうと噛み合わせに影響がでるからですね。

そのため換装するにあたってはある程度縮まなくなっている事が条件です。

・・・・・そもそもフライってなに?

って方もいるかと思いますが、フライとは「比翼」の事です。

となると「比翼って何?」ってことになると思いますが、

→表からボタンやボタンホール、ファスナー、スナップなどの留め具が見えないように二重に仕立てたもの。鳥が翼を重ね合わせて休んでいる形に似ていることからこう呼ばれる(出展:ファッション辞典)

という事です。

今回は工程もご紹介。まずはボタンとボタン留めを外していきます。ボタン留めはそのまま使う事もできますが、厚ぼったくてゴワつくので外すのがオススメです。

見返しを作ります。この生地は、当店でストックしているジャンクデニムから近いもので作ります。

見返しを取り付け、ファスナーを持ち出しにつけていきます。




ファスナーのもう一方を見返しにつけていきます。(写真撮り忘れました…)




見返しと小股にステッチをいれます。

最後に小股とあき止りに閂を打ち込んで完成です。

ファスナーは壊れると交換しなければならないという弱点がありますが、ボタンでもホールがほつれてしまいますよね。

ある程度はいたジーンズであれば、いっその事ジップフライに換装してしまうのも一つの手になると思います。

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